トレチノイン治療
トレチノインはしわ治療では代表的な外用薬です。
トレチノインはレチノイン酸のことでビタミンA誘導体です。
トレチノインはレチノイン酸のことでビタミンA誘導体です。
肌にビタミンAは良いことは昔から知られていますが、トレチノイン
はビタミンAの生理活性の50〜100倍もあると言われています。
トレチノインの働き |
■ 角質をはがして表皮の細胞分裂を促しターンオーバー
を促進します。
■ 真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を高めて肌のハリを
生じ小じわを改善します。
■ 表皮のヒアルロン酸の分泌を高めるので水分が潤います。
■ 皮脂線の働きを抑えて皮脂の分泌をおさえます。
(トレチノインはシワだけでなくニキビの改善の為にも使用
されます。皮脂の分泌を抑える作用はニキビには効果的
です。
しかし小じわなどでは主な原因は乾燥なので、皮脂分泌
抑制はマイナスの作用となります。
トレチノインを塗ると乾燥が気になる場合がありますが、
これはその作用からくるものです。
保湿を充分に行うことが大事になります。
トレチノインは小じわなどの改善に効果があります。
しかし効果が高い分、刺激もあるので人によっては肌が赤く
なったり、ヒリヒリしたり、むけたりする副作用が出る場合があります。
医師の指導・管理の元に肌の様子を見ながら治療します。
トレチノインは医師の自家製剤なので市販はされていません。