エイジングスピードの違い
同じ位の年齢の人でも若さの見え方には個人差があります。
若く見える人と年とって見える人の違いは何か違うのか
興味あるところです。
老化の仕組み研究の白澤教授は次のようなことを言っています。
若い人と年とった人とでは、皮膚の構造に違いがあります。
皮ふには、表皮と真皮があり、真皮が弾力を保っています。
その弾力を保っているのがエラスチンです。
若い人も真皮にはエラスチンがたくさんありますが、年をとった人は
エラスチンを真皮が作りにくい状態となっています。
また、コラーゲンも作れなくなると、皮膚に弾力がなくなり、シワやたるみが出できます。
ここまでは皆さまもよく知っている事実ですが、ここからが新しい情報です。
コラーゲン繊維を作っている細胞をとって染色体を見てみると、末端
にあるテロメアという部分がどんどん短くなっています。
テロメアは老化ら関係していて、短くなると細胞分裂をしなくなります。
また、英国のチームがテロメアを調べたら、太っている人は痩せて
いる人に比べて８年も短く、たばこを吸っている人は１日１箱吸うたび
にテロメアが短くなったということです。
たばこを吸い続けると実際の年齢よりも10〜20年も
皮膚の老化が早まると言われています。
また白澤教授が、長野県の長寿の村で知られる高山村で
２４人を調べたところ、２２名が日本人の平均よりテロメアが長かった
そうです。
その２２人は果樹園農家の人達で皮ごと食べられるブドウを栽培
している人達でした。
これらを食べ、農作業で運動をしているのが関係しているとみています。
ブドウの皮には生物の長寿遺伝子をオンにする成分があることも
わかってきました。
それがオンになるとテメロアが守られるそうです。
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